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あべらじ!

大学生が運営するブログ。

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【本の感想】ジェームス・ヤング「アイデアのつくり方」

読んだ本の紹介

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こんにちは、あべたんです。

本日は本の感想です。昔読んでよかったと思う本を読み直したので、ブログに感想でも書こうと思います。

60分で読める本

この本の帯には「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」とあります。まず特筆すべきは本の「薄さ」です。(縦横のサイズは文庫本サイズ) 

全体でも約100ページ、本論は50ページほどです。残り50ページは竹内均氏による解説です。

このコンパクトな1冊であるけれど学びは大きいというのが初めて読んだ時の感想です。逆に考えれば、大切なことを伝えるにはこれくらいのボリュームで十分であるということかもしれません。 

「本当に大切なこと」は、そう多くはないのです。 

Amazon説明しすぎ問題 

ここでAmazonにある「商品の説明」を見ていきましょう。

 この小さくて薄い本は、1939年に大学院の講義で紹介され、

1965年の初版が刊行された半世紀の歴史を持つ不朽の名著である。
著者のジェームス・W・ヤングは、前書きで次のように述べる。

「このテーマは本来専門の心理学者の手がけるべきものだが、私は心理学者ではない。
従って私のこの小論は、人がアイデアと呼んできたものを作り
仕事でくらしをたてる以外に能がなかった人間の個人的な経験談としての価値しかない。」

ヤングは、少年時代から数々の仕事を経験した後、26歳で広告業界に身を投じ、
数々の斬新な広告のアイデアで頭角を表したが、42歳という若さで引退している。

本書は、
「人はどのようにしてアイデアを手に入れることができるのか」
という疑問に正面から答えようとしており、2つの原理を出発点としている。
一つ目は、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
そしてもう一つは、
「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」
というものだ。
当たり前のようにも感じるが、原則なのだから当たり前で良いのだろう。
著者はこう論じる。
アイデアは、「材料収集」→「材料の消化」→
「孵(ふ)化」→「誕生」→「検証と発展」という過程で作られる、と。

この中では、「孵化」の部分が特徴的だ。
つまり、あれこれと情報を加工して思考を巡らせた後で、
問題を放り出し、できるだけ問題を心の外に追い出してしまうのである。
そして、十分に孵化した時点で、
「ふとした瞬間」にあたるアイデアの誕生の時が自然にやってくるのだという。

なるほど、確かに問題にぶち当たって、考えに考え抜いている時には、
ちっとも良いアイデアが浮かばない。
が、その問題を忘れた頃、何気ない瞬間に不意に
「わかった! これだ!」ということを多くの人が何度も経験しているのではないだろうか。
ところで、本書の解説を地球物理学者の竹内均氏が書いているが、
その中にも興味深い記述がある。
「ある問題について本を書くには、その問題に関係した話題を約100集めればよい。
一冊あたり原稿用紙の数約300枚を約100で割ると、
1つの話題あたりの原稿用紙の枚数は約3枚になる。

これは新聞の連載小説1回(1日)分の原稿量でもある。
というわけで私は、ある問題に関係した1つの話題を原稿用紙3枚にまとめたものを断片と呼び、
こういった断片をうまずたゆまず作り続けている」という“下り”である。
ちなみに、この本の紹介文も1冊の本あたりそれぞれ原稿用紙3枚程度となっている。
1つの事柄を解説し、言いたいことを伝えるのに、長くもなく短くもない、
丁度よい長さではないかと自分では思っているのだが、読者の皆さんはいかがだろうか。 --Nikkei BP Net/ 内山悟志

アイデアのつくり方より

 「長いよ!」って思った方も多いかと思います。ぼくも思います...。

内容に関する紹介はAmazonのこの説明を読めば十分だと思いますので、ぼくは感想に専念しようと思います。

発想の過程は意外とシンプル

「いい案が浮かばないーーー」と嘆く人が多いですが、この本ではアイデアが出る過程がシンプルにまとまっています。

材料収集、材料の消化などに関して、どのようにすればよいかもまとまっていますし、何よりアイデアに対するスタンスを学ぶことができます。その多くが腑に落ちる解説なので、すごいなという思いです。 

「アイデア」と聴くと出来る人と出来ない人に明確に分かれるイメージですが、実はアイデアに対してどういうスタンスをとっているか、どんな行動を起こしているのかが影響を及ぼすのではないかと考えさせられます。

過程がシンプルなだけに先天的な才能ではなく、後天的なものが大事なのではないかというのが読後の感想で、そう考えると安心するのは自分だけではないはず。 

インプットの重要性

あとは案外(と言いつつやはり)インプットが重要なのだな、と。「アイデアは既存のものの組み合わせでしかない」というくらいなので、既存のものに対してどれだけ知見があるかは重要なのだと。

「アイデアが出ない~~」とウダウダ言うくらいだったら関連する分野の本や論文を1本でも多く読んでいた方が生産的なのかなと思います。

もうちょいインプットに時間を割くようにします。

一読の価値は大アリ!

読むのに時間もかからないので、一読するのを大変オススメします。割とすべての人にオススメです。

「アイデア」に関してバイブルといえる1冊だと思います。ただ、期待しないでいただきたいのは「アイデアを出すための具体的なテクニック」はほとんどないです。

あくまでも「アイデアとは何か」と「アイデアに対するスタンス」を学ぶための本だと思います。そのための一冊としては最適だと思います!

 今日はこのへんで、ではでは!