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【2016夏高校野球・千葉】準決勝 習志野―市立船橋【観戦記・感想】


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夏の高校野球・千葉大会、準決勝の第一試合は「イチリツ」の強豪校同士の対決となりました。ノーシードからここまで勝ち上がってきた市立習志野高校と、Cシードの市立船橋高校の対戦です。

両チーム準々決勝までに習志野は成田、市立船橋は千葉黎明とAシード校を破って準決勝までコマを進めてきました。秋・春の段階では「ここまで来るのか」と思いますが、そこは夏に強いこの2校。ベスト4まで残ったのは流石の一言です。

その2チームが激突する様子をお届けしたいと思います。

試合前の見立て

試合開始前の見立てでは「市立船橋が少し有利」と踏んでいました。市立船橋の上位打線の柄澤くん、渡辺くん、草野くんは非常に強力で、それを返す4番の西秋くんは非常に勝負強いです。

投手力も鍵本くん、渕上くんを中心に充実してますよね。各ピッチャー140キロ近い速球を投げ込んでくるのが大変魅力的です。

近いタイプが成田高校かな?と思い、「成田は習志野に負けたじゃん」と思われますが、市立船橋高校は上位打線の機動力が高い&内野守備が堅いかなと思っておりました。投手力に関しては、個人の能力は成田が上ですが、市船は枚数でカバーしている印象です。

習志野のポイントとしては「最少失点で抑えつつ、4点以上取ること」だと思っていました。市立船橋の打線を3点以内に抑えるのは厳しいかな、と考えていましたね。

試合結果

4-1で市立船橋高校が習志野高校を下し、決勝進出を果たしました。市船強かったですね。

先制したのは市立船橋。2回の裏1死から6番橋本くんがセンター前ヒットで出塁。2死1塁で8番八幡くんがライト前ヒットでつなぎ、9番キャプテンの宮くんがレフト前ヒットで先制します。

1点を追う習志野は6回表、1死から2番の小安くんがセンター前ヒットで出塁。続く3番の内山くんの打球は左中間へ。センターは右中間に詰めており、打球に追いつくまでに時間がかかります。その間に1塁ランナーの小安くんが生還し、同点に追いつきます。

試合は振り出し、終盤戦で勝負...と思った束の間の6回の裏。

習志野ここまで好投してきたサウスポー・内田くんが乱れます。四球などで1死満塁とし、ここで習志野はピッチャーを並河くんにスイッチ。打席には先生のチャンスを作った6番の橋本くん。橋本くんの打球は快音残して左中間。走者一掃の3点タイムリースリーベースとなります。続く7番の髙田くんもレフトへのタイムリー、市立船橋が4点リードとなります。

その後は習志野高校の関口くんが踏ん張り、9回までをゼロに抑えます。しかし習志野は八幡くんを相手にホームが遠い。習志野は9回、先頭の5番・石田くんがレフトオーバーのツーベースヒットで出塁。四球で1,2塁として市立船橋はここでピッチャーを渕上くんにスイッチ。渕上くんが後続をシャットアウト。

市立船橋が2007年以来の決勝進出を果たします。

両チームの先発投手

市立船橋の先発は19番の八幡くんでした。てっきり鍵本くんで来ると思っていたので意外でしたね。135キロ前後のストレートを中心にコントロールよくまとめてきたと思います。

習志野相手には四死球を与えないと言うことが死ぬほど大事です。習志野相手にはまずコントロールです。四死球のランナーを返すには千葉県でいちばん上手な高校ですので。 

そのうえで八幡くんのストレートには球威もありました。これだけ投げられれば千葉県大会での多くの試合は十分でしょうというレベルで投げられたと思います。 

習志野としては珍しく、このクラスの投手相手に淡泊に攻めすぎたかなという印象です。それを演じたのが市船バッテリーなら「お見事」のひとこと。

習志野の内田くんも、成田戦に引き続き好投を魅せたと思います。6回こそ乱れましたが、市船の強力打線を相手にそこまで1失点。千葉黎明の川口くんですら、市船の序盤攻撃に屈したことを思い出せば、十分だったと思います。

3年になり初ベンチ、公式戦初登板。習志野のよき「隠し玉」として機能してくれたと思います。

習志野、2年連続継投策に泣く

 昨年の決勝、専修大松戸戦の7回裏。そして今試合の6回裏。「野球の難しさ」を感じたイニングです。

習志野の「追い越せ」ムードの中、突如乱れる内田くん。そこにスイッチすつも何もできない並河くん。昨年と同様、並河くんはリリーフでの悔しい登板となります。

継投策って難しいですね。今年の習志野には確たるエースがいなかった(毎年習志野はその傾向が強い)だけに、どこかで投手の変えどころを定めないといけません。「内田くんがどこかで乱れる」ことを予測できるでしょうか?できたとして、それが6回だと予測できるでしょうか?

采配の難しさと面白さが詰まった6回裏だったと思います。

最終回の音量MAXの「レッツゴー習志野」

習志野のブラバンの指示ボードには「音量UP」というボードがあるんですよね。確か。

習志野の最終回、音量MAXで流れるエンドレス「レッツゴー習志野」は鳥肌ものでした。野球応援においても日本一の演奏であると思います。吹奏楽部とバトン部を中心に野球応援にプライドを持つ習志野高校の応援には毎年脱帽です。来年もそれが聴けたらいいなあ、と思う次第です。

というわけで準決勝第1試合のレポートでした。市立船橋も習志野も夏は強いですね。両チーム春までは特別強いチームではなかっただけに、ここまで仕上げてきたことに脱帽です。有望な2年生も多かったので、新チームにも期待したいと思います!