本日は夏の甲子園準々決勝です。現在第2試合が行われているところで、もうすぐ第3試合が始まります。そして、個人的注目は第4試合です。
千葉県代表・木更津総合の3試合目、準々決勝です。相手は栃木の強豪校、作新学院。3回戦では花咲徳栄を破っており、かなり力のあるチームです。ちなみに関東対決(ふざけんな)です。
この試合がどっちに転ぶか、わかりませんが、試合前に見どころを確認しておきたいと思います。
両チームの先発投手
まず気になるのは両チームの先発投手です。木更津総合は昨日と同様、早川くんで来ると思います。千葉県の過密スケジュールをこなしたことを考えると、まだまだ余裕はあると思います。木更津総合のブルペン事情、明日が休みなことを考えても木更津総合は最後まで早川くん一本でいくと思います。
一方の作新学院。木更津総合と同様に2回戦スタートで、2回戦3回戦共に大エース今井くんが完投しています。最速150キロを超えるストレートに140キロを超えるスライダー。イニング以上の奪三振能力、どれをとっても超一流です。
強いて穴があるとするならコントロールでしょう。3回戦の花咲徳栄戦では4つの四死球を出しています。これは多い。そして前の試合の球数も132球と、少々疲労を抱えている可能性もあります。
それを加味すると作新学院は背番号3の入江くんをピッチャーとして起用してくる可能性もありますが、彼も140キロを超えるボールを放るので、依然として木更津総合打線には厳しいでしょう。
まとめると、木更津総合は早川くんで来ると思いますが、作新は今井くんではないかもしれません。それでも両投手140キロ以上のボールを放ることから、投手戦が展開されるでしょう。
早川・大澤バッテリーvs作新打線
地方大会打率4割以上を誇る作新打線は強力です。前の試合の花咲徳栄戦でも11安打残しています。中でも3番の入江くん、4番の小林くんは強力で、入江くんは花咲徳栄戦でホームランを放っています。
これに木更津総合のバッテリーがとう立ちまわるかが注目ポイントです。大きいのは早川大澤バッテリーに対して盗塁は殆どできないことです。1塁にランナーが出てもあまり安心させないバッテリーワークは脅威でしょう。加えて早川くんはここまで連打を許さない、完璧なピッチングを見せています。四死球も計算できません。
作新の強力打線に対しても千葉県高校野球の至宝「早川・大澤バッテリー」は通用するのか?9イニングを抑えきれるのか?は非常に注目したいポイントのひとつです。
木更津総合は好投手からどう点を取る?
作新の今井くんは大会屈指の投手です。この投手に対して木更津総合がどう点を取るかも注目ポイントです。
3回戦でぶつかった広島新庄の堀くんよりも、ヒットを打つのは難しいと思います。その分四死球があるので、出たランナーを貪欲に次に進めて、1本に期待するしかないと思います。
個人的にはここで峯村くんに期待したいです。県大会の打率はゼロ割台、甲子園でもヒットなし。周りが沈みそうなときにこそ、峯村くんの奮起に期待したいところです!
高校野球最強の「木更津総合の守備力」
あと見て欲しいのは木更津総合の守備力です。バッテリーはもちろんのこと、セカンドの小池くん、サードの井上くんの守備力は高校生離れしているレベルです。ショートの峯村くんも上手いです。
木更津総合が日本に誇れるとすれば、守備力だと思います。この試合を観る人は注目してみてください!!
まとめ
準々決勝「木更津総合―作新学院」の見どころですが、
- 両チームの先発投手、特に作新の先発投手
- 木更津総合のバッテリーvs作新学院強力打線
- 作新学院の好投手から木更津総合はどう点を取るか
- 木更津総合の守備力
こんな感じですね。木更津総合の試合を多く見てきた筆者としては、「まだまだ早川くんを見ていたい」と感じているところです。それでは、第4試合を楽しみにしましょう!
※参考文献
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