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あべらじ!

大学生が運営するブログ。

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「ザ・ベストハウス123」から考える、子どもとメディアと広告

日記・雑記

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「これだ!ワンツースリー」

というフレーズを、皆さんは覚えているでしょうか。フジテレビで2006年11月から2012年3月まで放送されていた、「ザ・ベストハウス123」という番組に登場するフレーズです。

とあるコミュニティ内で、このフレーズを(ボケで)使ったらみんな笑ってたんですよね(嬉しかった)。で、その後に「ヘキサゴン→はねるのトびら→ザベストハウスだったよね」とか「トリビアの泉の後番組だよね」とか話題が広がっていったんですよね。大学1年生から4年生のコミュニティ全員が、共通の話題で盛り上がる光景は珍しかったので、強く印象に残ったのです。

そうか、テレビはこんなにすごいものなのかと。

そして、今はどうなんだろうかと。

※今回の記事は知的っぽいですが、全く知的な話はありません。ただの思い出話。

子どもの頃、僕らの中心にはテレビがあった

僕が小中学生の頃、テレビは僕らの話題を「毎日」かっさらっていきました。「伊東家の食卓」の次の日は裏ワザを試してみたり、「学校へ行こう!」の次の日はみんなで「みのりかリズム4」をやっていたり。ほぼ毎日のようにドラマがあって次の日はその感想を語り合ったりしていました。「エンタの神様」や「笑いの金メダル」をきっかけにブレイクした芸人の真似をみんなやっていましたよね。

音楽番組も多くて、そこに出演する人が創るJ-POPが全盛期を築いていました。オレンジレンジとか。また、メガヒットの多くもドラマ主題歌でした。

オーディションの過程からテレビで公開していった「モーニング娘。」は今じゃ考えられないくらいのヒットでした。「LOVEマシーン」はクラスの全員が歌えるレベルでした(言いすぎかも)。

スポーツもその例外ではなく、プロ野球は巨人戦が全国ネットで放送されるため「巨人/アンチ巨人」を前提にプロ野球が語られることが多かったです。当時は北海道日本ハムファイターズも東北楽天ゴールデンイーグルスもなかったので、北海道・東北地方でも巨人戦が放送されていました。

スポーツに関して得る情報はテレビ中継とニュースしかないので、男子のスポーツは大体、「野球かサッカー」でした。それ以外はオリンピックぐらいでしか目立つ機会がなかったと思います。そういえば「ジャンクSPORTS」という番組が、野球とサッカー以外のスポーツ選手にもスポットライトを当てていきました。でも4年に1回のオリンピックの爆発力は凄まじく、Qちゃん(高橋尚子)や北島康介といったスーパースターが生まれていきました。

ゲームも、最も流行ったのは「ポケモン」だと思いますがテレビアニメでもめちゃめちゃ観られています。「遊戯王」も同様かと思います。

平成で最も有名になった(と思う)日本人の起業家はテレビ局を買収しようとして、失敗しました。インターネット起業で一時代を築いても「テレビのUU(ユニークユーザー)は半端じゃない」と言って、買収を試みました。その人は一昨日のテレビにも出ていました。

平成で最も長く続いた総理大臣は、テレビインタビューがめちゃめちゃカッコイイ人でした。テレビ画面でバシッとキメて、その次の選挙で圧勝していました。

ここまで書いてみて、やはり「テレビって本当にすごいな」と思いました。上記のエピソードに全部うなずける人も多いと思います。テレビの世帯(2人世帯以上)普及率は2016年現在で98%を超えているんですね(出典:カラーテレビの普及率現状をグラフ化してみる(2016年)(最新) - ガベージニュース)。

政治・文化・経済、どの側面から切り取ってもテレビは僕らの中心にいたわけです。落合陽一氏が「映像の世紀」と表現するのも納得です。

今の子どもとメディア

「テレビってすごかったなー」って考えていたら、「今はすごいのか?」ということが疑問になった次第です。

まずは10代のテレビの視聴時間の統計を調べたのですが、2005年の10代のテレビ視聴時間量の平均は「平日2時間6分、土曜3時間27分、日曜2時間52分」でした。これが2015年には「平日1時間33分、土曜2時間、日曜2時間7分」になっていたんですよね。30分~1時間短くなっているのです。
(出典:http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20160501_8.pdf)。

30分~1時間ってだいたい1番組分ですよね。ものすごいざっくり言うと、この10年で子どもは1番組分テレビを見なくなったわけです。わお。

では代わりに何が伸びているのか?というわけですよね。容易に想像できるのですが、「スマートフォン(インターネット)」です。

テレビとスマホな違い

観ている対象が「テレビからスマホに代わった」ところで何が変わるのか。簡単に言うと「他人のものとは違う画面を見ている」と言うことです。TwitterやLINEのタイムラインは友達のものとは違いますよね。その人の友人関係や志向性によってカスタマイズされており、それらは基本的に唯一無二です。

なので、「Twitterでこれが流行った!」って翌日に学校で話すこともあまりないのかな、と思います。インターネットの炎上でも、あまり知名度は高くなくて、冷蔵庫に入る人も結局テレビが取り上げてから広まったのかと。

そう考えると、テレビの時代は「広く」だったものが、スマホの時代には「狭く、深く」という志向性になるのは必然だよなと。

テレビのCMはみんなで同じものを見ていますが(CMになったらチャンネル変えるかもしれないですが)、Twitterの広告は人によってその表示が変わっています。ゲームも同様で、スマホのゲームはプレイヤーの志向性やプレイスタイルによってゲームの展開が変わりますし、そのゲームにいくらお金を使うことができるか(課金額)も人次第でいくらでも変わります。ポケモンも、ポケモンGOでは課金したい人は無限に課金できますよね。

そう考えると、テレビの時代の広告(2005年に代表される時代)って「はいテレビで掲載しました!どーん!」って部分と「あのテレビ有名人が使いました!オススメしました!」っていう部分が有効だったのではと思います。野球に例えるとテレビでめっちゃ観る「プロモデルのグローブ」がめっちゃ流行るイメージです。子どもの頃、僕は「上原浩治モデルのグローブ」にめっちゃ憧れましたもん。今の子どもも「イチローモデル(現代だと田中将大?)」に憧れるのかな、気になります。

逆に人々がスマートフォンを使いだして以降の広告は「キミの行動を解析してわかったんだけど、キミってこれが好きなんでしょ?これが欲しいんでしょ?」ってスタイルが有効になりつつあるのではと思います。Amazonのオススメ欄がそのいい例だと思います。

そういう時代に、今の子どもにとっての「流行り物」ってなんだろう?って疑問が湧くのですが、こういう話はまた今度にしましょう。同時に、いわゆる「テレビの時代」「スマホの時代」も何だろうというのも深く考えていきたいですね。

ではでは。